リラクゼーションサロン 裕 の日記
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鮭
2015.12.19
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鮭といえばサーモンピンクという色があるほど、特徴的な赤い色をしていますが、意外にも分類は白身魚なんです。
赤身魚の色はヘモグロビンなどの色素たんぱくですが、鮭のあの色はアスタキサンチンというカロテノイドの色なんです。
カロテノイドには野菜に含まれるベータカロテンなど多くの種類があります。
その中でもアスタキンサチンの抗酸化力はとても強く、ベータカロテンの約40倍、ビタミンEのなんと約500倍もあります。
鮭は生まれ故郷の川をさかのぼって子孫を増やすことで知られていますが、これが鮭にとって最大の試練です。
天敵動物や強烈な紫外線にさらされ、体力を極限まで消耗しながら泳ぐ時のパワーの源がアスタキサンチンなのです。
アスタキサンチンは万病のもとになる活性酸素を除去し、免疫力を高め、自然治癒力を高めてくれる物質です。
これによりガンなど病気の発生も阻止することが出来るのです。
また、血行を改善し、悪玉(LDL)コレステロールがたまるのを防ぐので、心筋梗塞や脳卒中の予防に効果的です。
さらにアスタキサンチンの飛びぬけた抗酸化力は体全体を若返らせ、目の疲れや、白内障、皮膚の老化、そして胃潰瘍も改善してくれます。
ピロリ菌に感染すると、殺菌のために大量の活性酸素が発生するのですが、増えすぎた活性酸素は胃壁そのものを攻撃してしまいます。
アスタキサンチンはピロリ菌そのものを殺菌する作用は少ないのですが、増えすぎた活性酸素を消滅させることにより、胃壁の炎症を抑え、胃潰瘍を防いでくれます。