リラクゼーションサロン 裕 の日記
-
納豆
2015.12.23
-
好き嫌いがはっきり分かれる食べ物の一つ、納豆。
その大きな特徴は納豆をかき混ぜると出てくるネバネバです。
これはアミノ酸の一種の「グルタミン酸」が、一列に5万個近くもつながってできた長い糸(ガンマポリグルタミン酸)と、フラクタンという糖質がスパゲッティのようにたくさん絡み合ってできています。
これは天然に存在する高分子の中でも最も長いものの一つで、この長い糸が絡み合ったりほどけたりして、あの独特の細く長い糸引きができています。
何と20m以上もネバネバが切れなかった実験もあります。
このネバネバは納豆菌が、アメーバなどの外敵から、自分の身を守るための“バリアー”の役目として出していると考えられていますが、実はわたし達人間の生活にとっても、すごく役に立っているのです。
まず、このネバネバはミネラルと結合しやすく、さらに蓄えたミネラルを少しずつ放出するため、骨の土台となるカルシウムの吸収を高める効果があります。
また、その長い糸の間に水分をたくさん抱え込む効果もあり、ガンマ線を当てて、ネバネバ同士のつながりをもっと強くしてやると、なんと1gで5Lもの水を吸収できるようにもなります。
これを利用して砂漠に緑を増やすことも考えられています。もしかして、納豆は地球を救うかも!?
ではまた!!